胡弓は、胡の国から
およそ1500年程前に、シルクロードを渡ってきたペルシャ商人が中国をはじめ、広くアジア諸国に伝えた弦楽器。
中国では、「胡琴」(フーチン)と呼ばれ、日本で「胡弓」という名称で知られています。
胡弓独特の感情豊かな音色に魅せられたアジアの人々は、その国や、地方の祭りや催事等に彩りを添えたり、又、歌の伴奏に活かされたりしながら、民謡や民族音楽の中で育まれて来たのです。
長い歴史の中で、地域によって独自に改良、開発、製造された胡弓様々の種類は、何十種類もあります
胡弓は、「人の声にもよく似ている」と言われるその音色は、伸びやかさと豊かな響きをもち、その表現力の深さは人を魅了してやまない大きな力を秘めております。
|